2019/01/15 11:00

第99回薬剤師国家試験|必須問題 / 問22 Q. 生体への影響を考慮した電離放射線の実効線量の単位はどれか。
選択肢
1. クーロン 2. グレイ 3. シーベルト 4. ベクレル 5. カンデラ (論点:放射線 / 単位)
第100回薬剤師国家試験|必須問題 / 問22 Q. 放射線に対する感受性が最も高い器官又は組織はどれか。
選択肢
1. 脂肪組織 2. 皮膚 3. リンパ組織 4. 肺 5. 神経組織
(論点:放射線 / グレイとシーベルト)
第101回薬剤師国家試験|必須問題 / 問24 Q. 自然放射線被曝のもととなる放射性核種はどれか。
選択肢
1. 40K(カリウム40) 2. 90Sr(ストロンチウム90) 3. 131I(ヨウ素131) 4. 137Cs(セシウム137) 5. 239Pu(プルトニウム239)
(論点:放射線 / 自然放射線)
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松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問101-24【衛生】論点:放射線 / 自然放射線

こんにちは!薬学生の皆さん。BLNtです。解説します。薬剤師国家試験の衛生から、放射線を論点とした問題です。第101回薬剤師国家試験【衛生】必須問題問24(問101-24|論点:放射線 / 自然放射線)では、自然由来の放射線のもととなる放射性核種に関する理解が問われました。

放射線を論点とした類題として、第99回薬剤師国家試験【衛生】必須問題問22(問99-22|論点:放射線 / 単位)、および、第100回薬剤師国家試験【衛生】必須問題問22(問100-22|論点:放射線 / グレイとシーベルト)があります。論点解説を無料で体験していただけます。
問99-22、問100-22および問101-24(論点:放射線)を解説します。苦手意識がある人も、この機会に、放射線の基礎を一緒に完全攻略しましょう! 放射線に関する最新の科学的根拠としては、環境省のホームページ(HP)(環境省|放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料(平成29年度版)の掲載について(お知らせ) http://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo.html 放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料 平成29年度版 第1章 放射線の基礎知識 https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-01index.html(文献1)、第2章 放射線による被ばく https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-02index.html (文献2)、第3章 放射線による健康影響 https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-03index.html (文献3)がわかりやすいです。以下の薬剤師国家試験問題の論点解説では、上記、「放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料(平成29年度版)」から、論点に関連するコンテンツを抜粋して、それらの図およびテキストコンテンツを引用して解説します(※若干改変)。また、より詳細で専門性の高い、最新の科学的根拠の原本としては、国際放射線防護委員会(ICRP)のHP(ICRP|ICRP Publication 103
The 2007 Recommendations of the International Commission on Radiological Protection http://www.icrp.org/publication.asp?id=ICRP%20Publication%20103  2007年勧告 http://www.icrp.org/docs/P103_Japanese.pdf(文献4)が参考になると思いますので、引用します。放射線を論点とした薬剤師国家試験問題の必須問題を連続して3回にわたって解説します。このBLOGでは、第3回(問101-24)の論点解説をお届けします。
第1回 2019/01/13 11:15 公開 https://matsunoya.thebase.in/blog/2019/01/13/111500
第2回 2019/01/14 11:00 公開 https://matsunoya.thebase.in/blog/2019/01/14/110000
第3回 2019/01/15 11:00 公開 https://matsunoya.thebase.in/blog/2019/01/15/110000

目次|
1. 問99-22 論点:放射線 / 単位|
2. 問100-22 論点:放射線 / グレイとシーベルト|
3. 問101-24 論点:放射線 / 自然放射線|

3.
問101-24 論点:放射線 / 自然放射線|Q. 自然放射線被曝のもととなる放射性核種はどれか。

自然放射線からの被ばくについて解説します(参考資料|文献2.5 身の回りの放射線 https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-02index.html#h29_2.5 )。自然放射線からの被ばくには、大地から受ける外部被ばく、および、食物・空気中から受ける内部被ばくがあります。自然放射線からの被ばくを合計すると世界平均では2.4mSv/year、日本平均では2.1mSv/yearです。一方、日本人の平均被ばく線量は、自然放射線からの2.1mSv/yearに対して医療被ばく3.87mSv/yearが上乗せされるため、合計5.98mSv/yearと算定されます(平成23年12月(公財)原子力安全研究協会)。

出典:文献2 / 2. 5 身の回りの放射線|年間当たりの被ばく線量の比較 https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-02-05-03.html

なお、日本人の自然放射線からの被ばくの内訳を見ると、放射性核種別では鉛210とポロニウム210による経口摂取が内部被ばくの大きな割合を占めます。鉛210とポロニウム210は、大気中のラドン222から生成されます。それらが地表に沈着あるいは河川や海洋に沈降して食物を通じて人間の体内に取り込まれます。魚介類にはポロニウム210が多く含まれているため、その分、実効線量が大きく、したがって、日本人の食品からの被ばく線量が高い理由として、魚介類を多く摂取する日本人の食生活が関係すると推察されます。


出典:文献2 / 2. 5 身の回りの放射線|自然からの被ばく線量の内訳(日本人) https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-02-05-04.html

一方、カリウムは生物に必要な元素であり、カリウムの0.01%放射性カリウムであるため、ほとんどの食品に40K(カリウム40)が含まれます。カリウム40はβ線とγ線を放出するため、食品を摂取することで内部被ばくします。体内のカリウム濃度は一定に保たれるので、食品のカリウム40からの被ばく量は体格によって決まり、食生活による影響は受けないと考えられます。

出典:文献2 / 2. 5 身の回りの放射線|体内、食品中の自然放射性物質 https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-02-05-10.html

なお、自然由来の放射性核種のうち、232Th(トリウム232|半減期:141億年)、238U(ウラン238|半減期:45億年)、40K(カリウム40|半減期:13億年)のように長い半減期を持つ放射性核種は、宇宙で作られ、地球が誕生したときに地球に取り込まれたものです。

一方、人工由来の放射性核種として、134Cs(セシウム134)、137Cs(セシウム137)、90Sr(ストロンチウム90)、131I(ヨウ素131)、239Pu(プルトニウム239)が知られています。これらの人工由来の放射性核種は、原子力発電所が事故を起こすと環境中に放出され検出されます。放射線核種が、自然由来か、人口由来か、放出される放射線の種類は何か、半減期はどの程度か、など、主な放射性核種の基本的な特性を覚えるとよいと思います。


出典:文献1 / 1.2 放射性物質|自然由来・人工由来 https://www.env.go.jp/chemi/rhm/h29kisoshiryo/h29kiso-02-05-10.html

追記|
厚生労働省のHP(厚生労働省|東日本大震災関連情報 https://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/shokuhin-detailed.html#kijun )に掲載された「ダイジェスト版 食品中の放射性物質の新たな基準値を設定しました」PDF https://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/leaflet_120329_d.pdf によれば、平成24年4月施行の食品中放射性物質の基準ではCodex委員会のガイドラインにおける基準を参考として年間被ばく線量の上限1 mSv/yearとし、半数の食品が基準値上限であったとしても年間被ばく線量が上限を超えない一般食品中の放射性セシウムの基準値を100 Bq/kgとしました。新たな基準値では、福島原発事故で放出された放射性物質のうち、半減期が1年以上のすべての放射性核種種(セシウム134、セシウム137、ストロンチウム90、プルトニウム239、ルテニウム106)を考慮しています。新たな放射性セシウムの基準値では、セシウムと他の核種との比率を用いて、全てを含めても、年間被ばく線量1 mSv/yearを超えないように設定したとされています。

YouTube|※論点解説動画で予習・復習ができます。
走る!「衛生」Twitter Ver. 放射線|薬剤師国家試験対策ノート
(1) 第99回-問22 → https://youtu.be/Qu6mAMPA9a4

(2) 第100回-問22→ https://youtu.be/Nwnb89lJ9Vo

(3) 第101回-問24→ https://youtu.be/66j7Afw6gxE


ポイント|
【A】からの被ばくには、【B】から受ける【C】、および、【D】・【E】から受ける内部被ばくがある。【A】からの被ばくを合計すると世界平均では【F】、日本平均では【G】である。一方、日本人の平均被ばく線量は、【A】からの【G】に対して医療被ばく【H】が上乗せされるため、合計【I】と算定される。日本人の【A】からの被ばくの内訳を見ると、【J】別では【K】による経口摂取が内部被ばくの大きな割合を占める。【K】は、大気中の【L】から生成される。魚介類には【M】が多く含まれているため、その分、【N】が大きく、したがって、日本人の【D】からの被ばく線量が高い理由として、魚介類を多く摂取する日本人の食生活が関係すると推察される。一方、【O】は生物に必要な元素であり、【O】の0.01%は放射性【O】であるため、ほとんどの【D】に【P】が含まれる。【P】はβ線・γ線を放出するため、【D】を摂取することで内部被ばくする。体内の【O】濃度は一定に保たれることから、【D】の【P】からの被ばく量は【Q】によって決まり、食生活による影響は受けないと考えられる。なお、自然由来の【J】のうち、【S】の半減期:141億年、【S】の半減期:45億年、【P】の半減期:13億年のように長い半減期を持つ【J】は、宇宙で作られ、地球が誕生したときに地球に取り込まれたものである。一方、人工由来の【J】として、【T】があり、これらの人工由来の【J】は、【U】と環境中に放出され検出される。

A. 自然由来の放射線
B. 大地
C. 外部被ばく
D. 食品
E. 空気
F. 2.4mSv/year
G. 2.1mSv/year
H. 3.87mSv/year
I. 5.98mSv/year
J. 放射性核種
K. 鉛210・ポロニウム210
L. ラドン222
M. ポロニウム210
N. 実効線量
O. カリウム
P. 40K(カリウム40)
Q. 体格
R. 232Th(トリウム232)
S. 238U(ウラン238)
T. 134Cs(セシウム134)、137Cs(セシウム137)、90Sr(ストロンチウム90)、131I(ヨウ素131)、239Pu(プルトニウム239)
U. 原子力発電所が事故を起こす

では、問題を解いてみましょう!すっきり、はっきりわかったら、合格です。
第99回薬剤師国家試験|必須問題 / 問22 Q. 生体への影響を考慮した電離放射線の実効線量の単位はどれか。
選択肢
1. クーロン 2. グレイ 3. シーベルト 4. ベクレル 5. カンデラ (論点:放射線 / 単位)

第100回薬剤師国家試験|必須問題 / 問22 Q. 放射線に対する感受性が最も高い器官又は組織はどれか。
選択肢
1. 脂肪組織 2. 皮膚 3. リンパ組織 4. 肺 5. 神経組織
(論点:放射線 / グレイとシーベルト)

第101回薬剤師国家試験|必須問題 / 問24 Q. 自然放射線被曝のもととなる放射性核種はどれか。
選択肢
1. 40K(カリウム40) 2. 90Sr(ストロンチウム90) 3. 131I(ヨウ素131) 4. 137Cs(セシウム137) 5. 239Pu(プルトニウム239)
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以上。BLNtより。


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