2019/05/13 18:00

第97回薬剤師国家試験|薬学理論問題 / 問17 Q. 2005年以降の年齢階級別死亡率において、20歳~29歳の死因の第1位はどれか。
1. 悪性新生物
2. 心疾患
3. 脳血管疾患
4. 自殺
5. 不慮の事故
(論点:人口動態 / 死亡率・死因)
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松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問97-17【衛生】論点:人口動態 / 死亡率・死因

こんにちは!薬学生の皆さん。BLNtです。解説します。薬剤師国家試験の衛生から、人口動態を論点とした問題です。第97回薬剤師国家試験【衛生】薬学理論問題の問17(問97-17|論点:人口動態 / 死亡率・死因)では、年齢階級別死亡率における主な死因が問われました。選択肢から正答を選ぶ選択問題の必須問題です。

論点解説を無料で体験していただけます。問97-17(論点:人口動態 / 死亡率・死因)を解説します。苦手意識がある人も、この機会に、人口動態 / 死亡率・死因の基礎を一緒に完全攻略しましょう! BLOGで、問97-17の論点解説をお届けします。

性・年齢階級別にみた主な死因の死亡数|

性・年齢階級別にみた主な死因の死亡数について解説します。人口動態に関する最新の詳細な情報としては、厚生労働省のHP 人口動態調査 > 結果の概要 ■我が国の人口動態  http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html 、PDF「平成30年度 我が国の人口動態|平成28年までの動向」( https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/81-1a2.pdf )に科学的かつ目的に合った情報が記載されていますので、引用します。なお、最新情報は、上記、厚生労働省のホームページ(HP)から確認することをお勧めします。報告書から、「死亡の動き」の項を読んでおくと、本問以外にも死亡に関する人口動態 / 死亡数・死亡率を論点とした設問の論点理解に役立つと思います。上記報告書から性・年齢階級別にみた主な死因の死亡数(平成28年)のグラフを見てみましょう。グラフから、平成28年(2016)における20歳~29歳にかけての死因の第1位は自殺であることを読み取ることができます。グラフの凡例から、横棒グラフの、それぞれ、パステルイエローが悪性新生物(がん)、ピンクが心疾患(心臓病)、空色が脳血管疾患(脳卒中)、オレンジ色が肺炎、緑色が自殺であることを確認してください。年齢階級別の割合の順位と年齢階級別の推移とを覚えておくとよいです。薬剤師国家試験では、グラフから凡例の内容(記述例|パステルイエローの横棒グラフは、悪性新生物の死亡数である。)を問われることがあります。

上記報告書から「第5表 性・年齢階級別にみた死因順位 / 総数」を引用してより詳細に解説します。下記の表から死因の順位に着目してください。総数では死因の第1位は悪性新生物、第2位は心疾患です。覚えておくとよいです。これを年齢階級別でみると、死因の第1位は、それぞれ、0歳~4歳では先天奇形、変形及び染色体異常、5歳~14歳では悪性新生物、15歳~39歳では自殺、40歳~89歳では悪性新生物、90歳~94歳では心疾患、95歳以上では老衰です。年齢階級における死亡数に占める死因の割合としては、20歳~24歳、25歳~29歳において、自殺は、それぞれ、48.1%および47.0%でした。20歳~24歳、25歳~29歳で亡くなった人の2人に1人は自殺で亡くなったことになります。これは、他の年齢階級における死因における自殺の割合と比較して最も大きい数値です。

年齢階級別にみた死因順位 / 総数|まとめ

次に、死亡数(上記報告書|第4表 主な死因の死亡数・死亡率(人口10万対)/ 性・年齢階級別)を引用して解説します。下記の表から80歳代の年齢階級で死亡数が最も多いことがわかります。具体的には、平成28年の総死亡数は 1,307,748人、死亡率は、1,046.0(人口10万対)でした。そのうち、80歳~84歳、85歳~89歳の死亡数は、それぞれ、223,763人260,536人で、死亡率は、それぞれ、4,332.0、7,974.5(人口10万対)でした。

他方、20歳~24歳、25歳~29歳の死亡数は、それぞれ、2,083人2,479人で、死亡率は、それぞれ、35.3、40.4(人口10万対)でした。この年齢階級20歳~24歳、25歳~29歳において死因の第1位は自殺です。その自殺による死亡数は、20歳~24歳、25歳~29歳において、それぞれ、1,001人1,165人で、死亡率は、それぞれ、17.0、19.0 (人口10万対)でした。薬学生の皆さんにとっては、同世代です。平成28年、日本全国で、20歳~24歳、25歳~29歳の自殺による死亡数は、1年で合計2,166人と集計されました。これを、多いと思いますか。それとも、少ないと思いますか。この自殺は、皆さんの力で、未然に防ぐことができる数ですか。皆さんは、どう思われましたか。

追記|

なお、上記の表において、年齢階級別での、自殺を死因とする死亡数が最も多い年齢階級は、45歳~49歳の1,888人、第2位は、65歳~69歳の1,870人、第3位は、50歳~54歳の1,853人でした。全体の死亡数に対する割合としては悪性新生物などを下回る死亡数ですが、絶対数として、20歳以上の各年齢階級において、85歳以上になるまでは、依然として年間1000人以上の自殺者が出ていることが表からわかります。平成28年の自殺の死亡数総数は21,017人でした。自殺に対する保健衛生上、また、政策上の対策が必要とされるところです。
YouTube|※論点解説動画で予習・復習ができます。

走る!「衛生」Twitter Ver. 人口動態/第97回-問17|薬剤師国家試験対策ノート


ポイント|
年齢階級別の、主な死因の1位は、
【A】歳|【B】
【C】歳|【D】
【E】歳|【F】
90~94歳|【G】
総計|主な死因の1位は【F】、2位は【G】である。

A. 0~4
B. 先天奇形,変形 及び染色体異常
C. 15~39
D. 自殺
E. 40~89
F. 悪性新生物
G. 心疾患

では、もう一度、問97-17を解いてみてください。すっきり、はっきりわかれば、合格です!
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以上。BLNtより。


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参考資料|
厚生労働省「平成30年度 我が国の人口動態|平成28年までの動向」http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html 我が国の人口動態>PDF http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/81-1a2.pdf

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